e-Tax(電子申告)のメリット・デメリット

「e-Tax」とは、国税庁が提供する国税電子申告・納税システムです。
e-Taxを使用すれば、様々なメリットを得ることができます。

◎e-Taxで確定申告をするメリット

①手続の簡略化
税務署へ書類の郵送・持参が不要となり、様々な添付書類の省略も可能となります。
また、申告は24時間いつでも提出可能です。
 

②還付までの期間が書面提出と比べ早い。
e-Taxで申告すると、通常3週間程度で還付が処理されます。対して書面提出では、還付まで1ヶ月〜1ヶ月半の時間が必要です。
 

③節税につながる
青色申告者はe-Taxで確定申告をすると青色申告特別控除額が10万円(55万円⇒65万円)増加します。
 

一方でe-Taxを使用するデメリットもあります。

使用前にマイナンバーカード(ICチップ入り)、ICカードリーダライターの準備を行った上でパソコンで利用設定と利用者識別番号の取得を行う必要があります。
この事前準備作業が煩雑に感じる方が多いことから、途中で止む無く書面に切り替える方もおられます。
ただし、顧問税理士を付けることで通常、e-Taxの事前作業は税理士側で行うことが多いため、デメリットを感じるのは自身で確定申告を行っている方が大半かと思います。
 

最初は煩雑な作業ではありますが、今後のメリットを踏まえると、e-Taxの登録は必要な作業になろうかと思いますので、登録がまだ出来ていない方は登録をお勧めします。